★PDF版
######################################################################
J A P O S
######################################################################

日本公開天文台協会回報
JAPOS : Japan Public Observatory Society Circular
Number 1
2006.07.22

######################################################################
===================================================================

======================================================================

はじめに

 去る6月14日から16日にかけて、仙台市天文台のみなさまのお世話で『日本
公開天文台協会の第1回年大会』を開催することができました。参加者も80名
を超え、盛大なものになりました。関係のみなさまに心よりお礼申し上げます。
 さて、この年大会の重要な役割は、この1年かけて議論をしてきた会則案や
事業案を最終的にまとめあげることにありました。幸い、いくつかの修正はあ
りましたが、なんとか会則の形ができあがり、名実共に日本公開天文台協会の
スタートが切れたと考えています。ご協力に心より感謝申し上げます。
 少し気になっておりますのは、会員数がまだまだ少ないことです。このまま
では大した事業ができるわけがありませんが、白書作りだけはやりとげたいと
考えていました。実態を知ることが本会の活動の原点になると思っているから
です。幸い、美星天文台の川端氏が編集委員長を積極的に引き受けていただき、
多くの編集員がサポートできる態勢が組まれ、白書作りが着々と進んでいます。
 公開天文台を取り巻く環境は決して明るいものではありませんが、宇宙を知
り、地球を知り、生命を知ることは、我々人類を真に豊かにしてくれることは
紛れもない事実です。宇宙を学ぶことの重要性を地道に訴えることによって、
現状を打開していきましょう。そして一人でも多くの人が、本物の天体と対話
ができる公開天文台の充実と発展に尽力しようではありませんか。
 ややもすれば余裕のほとんどない施設ばかりかもしれませんが、私たちは互
助の精神も会の重要な柱に据えました。互いに励まし合い、支え合う会として
大きく発展する礎をぜひつくりたいと考えています。会員のみなさまのご協力
を心よりお願い申し上げます。
                   日本公開天文台協会会長 黒田 武彦
                      兵庫県立西はりま天文台公園

======================================================================

雑草のように進んでいこう

         〜みんなで支える天文台を目指して〜

                ダイニックアストロパーク天究館 高橋 進

 日本中にある数百の公開天文台。それぞれが悩みを持ちながらも日々の活動
を進めておられる事と思います。やはり実際の運営となるときれいな話ばかり
ではありません。私のいる施設も問題山積です。そんな天究館の裏話を少しお
話したいと思います。

1.天究館の歴史
 ダイニックアストロパーク天究館は1987年8月にオープンした民間公開天文
台です。ダイニック株式会社の当時の社長の坂部三次郎さんは若い頃の夢は天
文学者になることでした。しかしその夢はダイニックの創業者の父親の「会社
を継いでくれ」の言葉によって諦めざるをえませんでした。しかし出版業界で
のつながりから村山定男先生と親交を深めるようになり、かつての夢をかなえ
ようと滋賀県の工場に口径60cm反射望遠鏡を据えた天文台を作ったのでした。
しかしさすがに自分が天文学者になることは無理な話で、天文台を広く公開し
新たな天文学者を育てていくことを目指したのでした。


            図1.天究館の建物

こうして誕生した天究館は天文普及や各種の観測活動を進めていきました。
しかしその運営に影がさしてきたのはバブル崩壊に続く経済不況の波でした。
そして決定的だったのは2001年の三次郎さんの突然の死去でした。それからは
嵐の中の小船のような日々でした。職員は減らされ、事あるごとに工場への応
援に入らざるをえません。もちろん予算は毎年減らされていきます。ダイニッ
ク自体も赤字経営でしたので、従業員の給料もカットされます。組合からは会
社の無駄のシンボルとして事あるごとに天究館は名指しされました。地域貢献
や企業文化、会社のPR、それに比べて経費は決して大きくないと言っても、金
銭的な利益を生み出さない限り何の言い訳にもなりません。そして2003年春に
突然に東京本社から「閉鎖」との通達が来ました。
 上部からの命令ですから無視するわけにはいきません。しかし何とかしたい
と思い多賀町教育委員会に行き、観望会とコンサートなどいくつかの行事を主
催してほしいと話をしました。担当者は金は出せないだろうが名前だけは何と
かできるようにしようと言ってくれました。それを聞いてすぐに会社に話をし
ました。多賀町が天究館を貸してほしいと言っている。ダイニックは何もしな
くていいから観望会やコンサートのときだけ天究館を多賀町に貸してやってほ
しい。ダイニックとしても実際には天究館をつぶしたくはないという思いもあ
りこの話は通りました。こうしてダイニックは天究館をつぶさないが閉館し、
多賀町が行事の主催をするという何とも曖昧なことになったのでした。もちろ
ん閉鎖ですから職員はいません。ただ維持管理のために必要に応じて作業をお
こなうことになりました。私の机も工場の総務課に置かれ、夕方までは総務課
員の肩書きをもらいました。

2.官・民・ボランティアのトライアングル
 こうして狐と狸の化かしあいの成果で成り立った天究館の活動は3つの組織
で進められています。1つは観望会や催しを主催する多賀町教育委員会です。
最近はある程度の資金援助もいただいていますが、主催者として多賀町をアピー
ルできますし、一方で最近はやりの官民共同事業としても売り出しています。
もう一つは施設を提供するダイニックです。主催は多賀町とは言いながら会場
は「ダイニック」アストロパーク天究館です。企業の地域貢献です。最近の企
業は社会的責任とかCSR(corporate social responsibility)といった事が必要
とされており、そうした意味でも多少の維持費を出す価値はあるとも言えます。
さらには固定資産税などの減免による節税効果もばかになりません。そんなわ
けでダイニックは月額数十万円の運営費を出してくれています。そしてもう一
つの組織とは天究館の実際の活動を支えるボランティアの人たちです。観望会
の望遠鏡インストラクターをおこなう天究館友の会、観望会の受付などさまざ
まな活動をしてくれる天究館星の会、コンサートの受付や進行を助けてくれる
婦人組織めだかの学校。他にもコンサートに無償で出演していただいている音
楽家の人々など多くのボランティアで天究館は成り立っています。

3.存続のための取り組み
 こうした中で館を存続させるために考えられるできる限りの手立てを進める
必要がありました。まずは地域からと子供たちを集めての多賀町アストロクラ
ブから始めていきました。ほんの十数人の子供たちですが、その子供たちを通
して地域と少しでもつながればとの考えです。特にここ数年は子育て支援活動
ということで教育委員会との連携で活動をアピールできました。子供たちへの
働きかけに続いては大人も引き込んでいこうと考えたのが大人のための天文講
座です。町会議員から区長に教師といろいろな人たちに声をかけて大人も楽し
める会作りです。毎回テーマを決めて星の話と観望会、それが終われば2回に
一度は飲み会へと続きます。もちろんマイクをにぎれば「星降る街角」に「星
は何でも知っている」となるのは当然です。また天文だけでは来てもらえる人
も限られてしまいます。月に一度はコンサートを開き、コンサート終了後は観
望会へとつないでいきます。ともかくいろいろな手で味方をふやす。それがま
ず基本かと思います。

4.ボランティアとのつながり
 とは言っても職員一人ではできることは限られています。その時に一緒に頑
張ってくれるのはボランティアの人たちです。特に天文に関しては滋賀県は昔
から東亜天文学会などで活発に活動されている天体観測者も多く、みなさんか
らずいぶん助けてもらうことができました。それは物理的な手助けもですが、
精神的にも多くの皆さんに助けていただくことができました。
 天究館を手助けしてくれるボランティアの集まりはいくつかありますが、主
要なのは星の会と友の会です。星の会はもともと天究館に集まる天文ファンの
団体で年間2400円の会費で例会を開いたり会誌を出したりしていました。とこ
ろがその一方では観望会そっちのけでおしゃべりばかりしている人もあり、他
のボランティアの人たちからは観望会の雰囲気を悪くするだけという悪評をも
らったりもする会でした。ところが2003年のダイニックからの天究館閉鎖が決
まったときから変わりました。そのとき私は、もう天究館はあなたたちに何も
してあげられない。だから自分たちで考えて活動していってほしいと話をしま
した。ところが職員一人の天究館では観望会もままなりません。それを見て、
星の会の人たちは観望会の受付を買って出てくれました。参加費の受け取り、
みやげ物の販売、そしてお客さんが帰られるときにはみんなが声をそろえて
「ありがとうございました」というようになりました。また手が空いた人は屋
上で望遠鏡を操作して来られた人に星の話をするようになりました。最初はぎ
ごちなかったものの、話をする喜びを感じたからでしょうか、みんなで星の本
を読みながらいつのまにかずいぶんきちんとした話ができるようになりました。
天究館の周りの雑草が伸びてくると彼らはいつもより一時間前にやってきて草
刈を始めるようになりました。そして2ヶ月に一度発行する会誌「星の友」に
は毎号「天究館問題解決特捜隊」というページがあります。そのページの最初
にはいつも頭を抱えて悩む私の姿が載っています。それに続いて彼らの活動が
楽しくいきいきと描かれていきます。 


     図2.星の会草刈り隊

館長がこんな情けないことでいいんだろうかとふと思います。しかしそれが
現実ですから仕方ありません。ただ天究館としてしなくてはいけないことが一
つだけあります。それは天究館が彼らが助けるだけの価値ある施設であり続け
ることです。それは天究館の活動が天文学的にも多少なりとも価値あるもので
あり、地域文化の発展にも意味のあるものであり、社会にとっても意義のある
施設であることです。そのため流星や掩蔽、変光星や太陽黒点と観測できるも
のにはできるだけ手を出そうとしています。また天文だけでなくコンサートな
ど文化活動なども通して少しでも地域の人たちにアピールしていこうとしてい
ます。そして天文と言う分野から環境問題にも関わっていき、またボランティ
アの人たちと科学や文化が私たちにどういう意味を持っているのか話し合って
います。ありがたいことに夜遅くまでみんなで集まって話をしていても誰から
も文句を言われることはありません。そんな中で職員もボランティアも一般の
お客さんも一緒になって天文や文化や私たちにとっての豊かさについて話し、
考え、活動していける場としてこれからも進んでいければと思っています。恵
まれた施設ではありませんが、そんなに悪い施設でもありません。昼間は誰も
いなくて夜しか対応できませんが、もしよろしかったら一度遊びに来てみませ
んか。そしてこれからの天文施設について考えてみませんか。

             ダイニックアストロパーク天究館
               http://www.dynic.co.jp/astro/index_i.html

図1.天究館の建物(jpg)
    http://www.nayoro-startv.jp/japos/id/jaops-0001/0001_dynic1.jpg
図2.星の会草刈り隊(jpg)
    http://www.nayoro-startv.jp/japos/id/jaops-0001/0001_dynic2.jpg

======================================================================

 この1年立ち上げ準備に奔走して参りましたが、なんとかスタートを切るこ
とが出来、正直ホッとしております。
 今後の発展のためには会員のみなさまのお力が何よりも大切です。
 MLを活用して、具体的なご提案、ご意見等よろしくお願いします。
                   日本公開天文台協会事務局長 森 淳
                      兵庫県立西はりま天文台公園

======================================================================

ニュース

◆最先端天文学を学ぶワークショップが開催されました

 7月15日から17日の日程で、日本プラネタリウム協議会、日本公開天文台協
会などが主催する宇宙論のワークショップが野辺山宇宙電波観測所、清里の清
泉寮を会場として開催されました。約40人の参加者は観測的宇宙論の成果やダー
クエネルギーの問題など、最先端の講義の聴講や実習に取り組みました。とて
も有意義な内容でしたが、公開天文台関係者の参加はほとんどなく、少し寂し
い思いをしました。来年のテーマは太陽で、今年と同じ会場で9月に行われる
予定です。              (兵庫県立西はりま天文台公園 黒田)

◆アストロノミー・パブに出演してきました

 7月15日、三鷹ネットワーク大学(東京・JR三鷹駅前)で開催された国立天文
台主催のアシトロノミー・パブに森本雅樹氏と黒田のトークということで出演
してきました。会場いっぱいの参加者(約30名)を前に「森本おじさんと飲んで
語ろう−宇宙人と地球人」と題したトークです。8月はお休みで、9月以降も
宇宙論の杉山氏のトーク、池内紀氏と池内了氏の兄弟対決?などユニークなトー
クと飲み物、食べ物が用意されたアストロノミー・パブが開店するそうです。
ちょっとした息抜きに皆さんも出かけられてはいかがでしょうか。詳しくは国
立天文台HPをご覧下さい。       (兵庫県立西はりま天文台公園 黒田)

======================================================================

●西はりま天文台公園の8月のイベント情報

・スターダスト2006inおおなで・月と星の祭典
  日時:8月12日(土) 13時から翌13日(日)朝まで
  場所:兵庫県立西はりま天文台公園
  参加費:無料(申込不要)
  内容:サイエンストークショー
     「アポロは月に行っている!〜科学とオカルトを考える〜」
      皆神龍太郎氏(と学会)、森本雅樹
     天文クイズ大会
     アクアマリンライブ
     なゆた望遠鏡での観望会
     ペルセウス座流星群観望会
     真夜中のピアノコンサート:奏者 福田直樹氏
     など
  画像:http://www.nhao.go.jp/~naito/temp/stardust2006.jpg

・昼間の星の観望会
  日時:7月20日ー8月31日 13時30分、15時30分
  場所:西はりま天文台北館60cm望遠鏡観測室
  参加費:無料(申込不要)
  内容:1等星などをご覧いただけます

・天文工作教室
  日時:7月20日ー8月31日 14時30分
  場所:西はりま天文台北館2階
  参加費:1人1工作50円(申込不要)
  定員:20名まで
  内容:簡易分光器(奇数日)または星座早見盤(偶数日)を作ります

                (兵庫県立西はりま天文台公園 内藤 博之)


●スター・ウィーク 〜星空に親しむ週間〜

 「スター・ウィーク〜星空に親しむ週間〜」は、子どもから大人まで幅広く
星空に親しんでもらうことを目的に、毎年8月1日から7日の1週間を中心に行っ
ているキャンペーンです。1995年の開始から今年で12年目を迎えます。
 この間、多くの公開天文施設、有志団体等のご協力の下、夏休み期間中に多
くのスター・ウィーク協力イベントが開催されました。
 スター・ウィークの開始はJAPOSの前進の「全国の天体観測施設の会」で提唱
され始まった経緯があります。
 今年も皆様のご参加をお待ちしています。

 スター・ウィーク 2006 のキャッチコピーは「7日連続 星曜日!」。
 全国から集まったイベント「情報」の他、全体イベントそして「地球の大き
さをはかろう」、「星メロ アウォード2006」、「1万人のスターナイト【今、
星を見ています】」、「国際宇宙ステーション観測イベント "Tracking the
ISS"」などを行います。
 また、「リンクバナーキャンペーン」と称し、スター・ウィークのウェッブ
・サイトにリンクをしてくださる協賛サイトを募集しています。

 スター・ウィーク http://www.starweek.jp/
 全国イベント一覧 http://homepage3.nifty.com/starweek/sw06/event.html
 リンクバナーキャンペーン
          http://www.nao.ac.jp/starweek/2006/banner.html

                (スター・ウィーク実行委員会 並木 光男)

======================================================================

2007年の主な天文現象
                        せんだい宇宙館 早水勉

まだ時期としては早いのですが、来年の天体位置表(海上保安庁)を入手しま
したので、これをベースに2007年の主な天文現象についてまとめてみました。
公開天文台の、活動予定にお役立ていただくと嬉しく思います。
2007年は、まずまず天文現象の豊富な年となりそうです。もっとも期待した
いのは、「8月28日 皆既月食」でしょう。夏休みの宵の現象ですから、観察会
やイベントなどとの組み合わせに絶好です。また、プレヤデス星団の星食期間
も継続しており、特に「7月11日 03h頃プレヤデス星団の食」は好条件です。

流星の情報については、JOIN(Japan Occultation Information Network)の内
山茂男さん(千葉県柏市)にご教示頂きました。星食関連の予報は、私自身の好
みによるもので、他に比して充実しております。流星や星食は、アマチュアが
天文学に直接かかわることのできる数少ない分野ですので、多くの観測者の得
られることを期待しております。
願わくば、あと周期彗星の情報も追加できればと思います。ご協力いただけ
る方がありましたら、よろしくお願いいたします。また、何かご不明なことや
修正すべき点にお気づきの方がいらっしゃいましたら、ご一報いただけますと
幸いです。

○主な節気(2007年1月〜2008年3月)
   2月 4日 立春
   3月21日 春分
   5月 6日 立夏
   6月22日 夏至
   8月 8日 立秋
   9月23日 秋分
  11月 8日 立冬
  12月22日 冬至
 2008年
   2月 4日 立春
   3月20日 春分

○惑星の暦(2007年1月〜2008年3月)
   2月 8日 水星 東方最大離角
   2月 9日 海王星 合
   2月11日 土星 衝
   3月 6日 天王星 合
   3月22日 水星 西方最大離角
   6月 2日 水星 東方最大離角
   6月 6日 木星 衝
   6月 9日 金星 東方最大離角
   6月19日 冥王星 衝
   7月12日 金星 最大光度(-4.5等)
   7月20日 水星 西方最大離角
   8月14日 海王星 衝
   8月16日 金星 内合
   8月22日 土星 合
   9月10日 天王星 衝
   9月24日 金星 最大光度(-4.6等)
   9月30日 水星 東方最大離角
  10月29日 金星 西方最大離角
  11月 9日 水星 西方最大離角
  12月21日 冥王星 合
  12月23日 木星 合
  12月19日 火星 最接近(中接近 視直径15.9")
  12月25日 火星 衝
 2008年
   1月22日 水星 東方最大離角
   2月11日 海王星 合
   2月25日 土星 衝
   3月 3日 水星 西方最大離角
   3月 9日 天王星 合

○月の暦(2007年1月〜2008年3月)
   新月 上弦 満月 下弦
   ------ ------ 1月 3日 1月11日
   1月19日 1月26日 2月 2日 2月10日
   2月18日 2月24日 3月 4日 3月12日
   3月19日 3月26日 4月 3日 4月11日
   4月17日 4月24日 5月 2日 5月10日
   5月17日 5月24日 6月 1日 6月 8日
   6月15日 6月22日 6月30日 7月 8日
   7月14日 7月22日 7月30日 8月 6日
   8月13日 8月21日 8月28日 9月 4日
   9月11日 9月20日 9月27日 10月 3日
   (9月25日 中秋の名月)
  10月11日 10月19日 10月26日 11月 2日
  11月10日 11月18日 11月24日 12月 1日
  12月10日 12月17日 12月24日 12月31日
 2008年
   1月 8日 1月16日 1月22日 1月30日
   2月 7日 2月14日 2月21日 2月29日
   3月 8日 3月14日 3月22日 3月30日

○主な天文現象(2007年1月〜12月)
   1月 4日 未明 しぶんぎ座流星群極大 
     3大流星群の一つだが、満月で観測条件は最悪
   1月 7日 土星食 北海道のみ
   暗縁潜入/ 釧路:04h20m
   暗縁出現/ 釧路:04h41m
   3月 4日 皆既月食/条件悪い
   西日本のみで月没直前に欠け始める
   06h30m欠け始め
   3月19日 部分日食/条件悪い
   西日本と北海道のみで微小な食分(0.1以下)
   札幌 :食の最大 11h59.7m 食分0.047
   鹿児島:食の最大 11h24.5m 食分0.033
   4月14日 火星食(日中)
   明縁潜入/ 札幌:11h19m,仙台:11h20m,東京:11h20m,
            京都:11h13m,鹿児島:11h04m,那覇:10h58m
   暗縁出現/ 札幌:12h27m,仙台:12h25m,東京:12h22m,
            京都:12h20m,鹿児島:12h14m,那覇:12h03m
   4月23日 未明 こと座流星群極大 月は上弦前。
                  明け方の観測条件は良好。
   5月 6日頃 みずがめ座η流星群極大 
                  満月過ぎの月があり観測条件最悪。
   6月19日 土星食(日中)
   暗縁潜入/ 札幌:16h51m,仙台:16h52m,東京:16h52m,
            京都:16h44m,鹿児島:16h40m,那覇:16h47m
   明縁出現/ 札幌:17h39m,仙台:17h54m,東京:18h01m,
            京都:18h00m,鹿児島:18h03m,那覇:18h07m
   7月11日 03h頃 プレヤデス星団の食 月齢26.0 好条件
   7月28日頃 みずがめ座δ流星群極大 満月の頃で観測条件最悪。
   8月13日 ペルセウス座流星群極大 3大流星群の一つ。
   新月で観測条件は最高。ただし、極大時刻が13日の昼間。
   8月28日 皆既月食 全国で見られる
   17h51m 月の出前に欠け始め
   18h52m 皆既食の開始
   20h23m 皆既食の終了
   21h24m 終了
  10月22日頃 オリオン座流星群極大 3大流星群に次ぐ出現数を見せる。
   上弦過ぎの月があるが、明け方(月没後)は観測条件良好。
  11月上旬 おうし座流星群極大の頃。新月前で観測条件は良好。
   出現数は多くないが、ゆっくりとした明るい流星が見られる。
  11月18日 しし座流星群極大。多くの出現は期待薄。1時間に数個か?
   上弦の月があるが、明け方(月没後)は観測条件良好。
  12月14/15日 ふたご座流星群極大。年間で最も多くの流星を見せる流星群。
   月は上弦前で、観測条件は良好。極大も日本の夜間。
  12月19日 火星 最接近(中接近 視直径15.9")

○主な星食(2007年1月〜12月)
   1月 7日 土星食 北海道のみ
   暗縁潜入/ 釧路:04h20m
   暗縁出現/ 釧路:04h41m
   1月21日 19h36m 小惑星(72)Feronia による
           TYC0759-01227-1 (8.9等) の食
   2月 8日 19h47m 小惑星(242)Kriemhild による
           TYC4865-01554-1 (9.5等) の食
   3月 2日 21h35m 小惑星(442)Eichsfeldia による
           TYC0293-00188-1 (10.1等) の食
   3月31日 ρLeo(3.9等)の食 暗縁潜入/
           札幌:01h32m,東京:01h45m,鹿児島:01h48m
   4月13日 21h40m 小惑星(1096)Reunerta による
           TYC0308-00797-1 (9.7等) の食
   4月14日 火星食(日中)
   明縁潜入/ 札幌:11h19m,仙台:11h20m,東京:11h20m,
            京都:11h13m,鹿児島:11h04m,那覇:10h58m
   暗縁出現/ 札幌:12h27m,仙台:12h25m,東京:12h22m,
            京都:12h20m,鹿児島:12h14m,那覇:12h03m
   4月24日 01h56m 小惑星(1114)Lorraine による
           TYC5554-00351-1 (9.4等) の食
   5月12日 20h24m 小惑星(419)Aurelia による
           TYC1353-01125-1 (10.3等) の食
   5月13日 19h46m 小惑星(1867)Deiphobus による
           HIP 53416 (8.6等) の食
   6月19日 土星食(日中)
   暗縁潜入/ 札幌:16h51m,仙台:16h52m,東京:16h52m,
            京都:16h44m,鹿児島:16h40m,那覇:16h47m
   明縁出現/ 札幌:17h39m,仙台:17h54m,東京:18h01m,
            京都:18h00m,鹿児島:18h03m,那覇:18h07m
   7月11日 03h頃 プレヤデス星団の食 月齢26.0 好条件
   7月11日 17Tau(3.8等)の食 暗縁出現/ 札幌:食なし,東京:03h19m,
                           鹿児島:03h18m
   7月11日 q Tau(4.4等)の食 暗縁出現/ 札幌:食なし,東京:04h01m,
                           鹿児島:03h52m
   7月11日 20Tau(4.0等)の食 暗縁出現/ 西日本のみ 鹿児島04h01m
   7月18日 03h24m 小惑星(1070)Tunica による HIP 1783 (9.0等) の食
   7月23日 01h08m 小惑星(145)Adeona による
           TYC6971-00826-1 (10.7等) の食
   8月 1日 λAqr(3.8等)の食 暗縁出現/ 札幌:22h47m,東京:22h34m,
                           鹿児島:22h18m
   8月 9日 04h06m 小惑星(15)Eunomia による
           TYC2404-01235-1 (9.8等) の食
   9月10日 レグルス食(日中) /月齢28.2 -- 太陽に近い
   明縁潜入/ 札幌:08h43m,仙台:08h39m,東京:08h38m,
            京都:08h31m,鹿児島:08h27m,那覇:08h35m
   暗縁出現/ 札幌:09h48m,仙台:09h58m,東京:10h01m,
            京都:09h55m,鹿児島:09h48m,那覇:09h39m
   9月23日 04h41m 小惑星(392)Wilhelmina による
           2UCAC 36775669 (9.9等) の食
   9月30日 04h00m 火星 による HIP 28510 (8.4等) の食 西日本のみ
   9月30日 22h頃 プレヤデス星団の食 月齢18.6
   9月30日 q Tau(4.4等)の食 暗縁出現/ 札幌:22h37m,東京:22h24m,
                           鹿児島:22h17m
   9月30日 20Tau(4.0等)の食 暗縁出現/ 札幌:22h43m,東京:22h25m,
                           鹿児島:22h20m
  10月 4日 20h31m EKBO (66652)1999RZ253 による
           HIP 111398 (6.7等) の食
  11月 1日 κGem(3.7等)の食 暗縁出現/ 札幌:02h20m,東京:02h10m,
                           鹿児島:01h49m
  11月24日 19h頃 プレヤデス星団の食 月齢14.2
  12月12日 00h20m 小惑星(2165)Young による
           HIP 26062 (7.0等) の食
  12月12日 05h19m 小惑星(1323)Tugela による
           TYC0305-00676-1 (9.0等) の食

※ 出典,参考文献
  平成19年 天体位置表 海上保安庁
  新こよみ便利帳 恒星社
  Occultations by major and minor planets 2007 (Edwin Goffin)
  OCCULT Ver3.1 (David Herald)
  協力:内山茂男様

======================================================================

 募 集

 原稿募集
  日本公開天文台協会回報第二号の原稿を募集します。次回の発行日は確定
 していませんが、9月30日を考えています。従いまして、原稿の〆切は9月25
 日24時としたいと思います。奮ってご投稿下さいますようお願いします。
  尚、発行・原稿〆切の日時等は今後変更される場合があります。その際は
 JAPOS ML等でご連絡させていただきます。

 編集委員
  日本公開天文台協会回報の編集員を募集しております。奮ってご参加下さ
 いますようお願いします。

######################################################################
   編集後記
  皆様のお陰をもちまして、何とか日本公開天文台協会回報の第一号を発
  行することができました。ここにお礼申し上げます。 (argo)

######################################################################