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J A P O S
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日本公開天文台協会回報
JAPOS : Japan Public Observatory Society Circular
Number 2
2006.10.07

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 会員のみなさまへ

                   日本公開天文台協会会長 黒田武彦

 私たちが関係する天文教育界に、いまいくつかの大きな問題が生じているこ
とはご存知のことだと思います。その中で、取り急ぎ会員のみなさまと問題を
共有し、発展的な方向性を見出すことが求められている2つの事柄についてご紹
介し、議論を巻き起こすきっかけにしたいと思います。一つは指定管理者制度
の問題であり、一つは太陽系天体の定義に関する問題です。

1. 指定管理者制度について
 2003年の地方自治法の改正により、自治体等が管理運営する公の施設の管理
受託者を民間業者に開放できる指定管理者制度が導入されました。公開天文台
も例外ではなく、公民館、図書館、博物館、科学館等、社会教育施設について
も積極的に指定管理者制度を導入することが求められています(2005年1月文部
科学省社会教育課通達)。
 指定管理者制度が導入されると、これまで教育委員会や自治体で任命されて
いた館長や学芸員をはじめとする専門職員も、指定管理者が選任することにな
り、3年から5年の契約で指定管理を受託するという形になります。社会教育の
民営化とも考えられるこの制度は、そもそも国の行政改革の波の中で導入され
たもので、施設の管理運営の効率化、サービスの向上を謳ってはいるものの、
看過できない重大な問題点が含まれていることを指摘しないわけにはいきませ
ん。
 一般論で言えば、社会教育法や図書館法、博物館法など、個別法優先の原則
がまったく無視されているという点です。社会教育法では営利事業を禁止して
おり、それを楯にとって未だにミュージアムショップなどの施設直営を認めら
れない西はりま天文台公園の例に見られるように、民間の利潤追求が避けられ
ない指定管理者制度とどう整合性をとろうとするのか、まったく矛盾に満ちて
いることは明らかです。また博物館法では入館料などの対価を徴収しないこと
が原則となっていますが、現状でも運営上やむを得ない場合の徴収という例外
条項を適用している施設が多い中、指定管理ではその歯止めさえ効かなくなっ
てしまう可能性が大です。つまり利用者の負担が増大することは目に見えてい
ます。
 また採算性が重視されますから、当然のごとく雇用人員が減らされます。こ
れは指定管理を導入した全国各地の施設で起こっている現象です。公開天文台
等は専門性の高い施設ですが、創造的活動のための天文学や科学教育の研究等
に費やす時間はおそらく保障されなくなるでしょう。専門職員がいるだけまし、
といった事態にもなりかねません。それどころか、3年から5年という指定管理
の契約ですから、安定した雇用ではなくなります。さらには社会教育施設に必
要な中期的、長期的計画が立てられず、どうしたら入館者が増えるか、どうし
たら利潤が上がるか等に大きなエネルギーを割かざるを得なくなるでしょう。
 要は、指定管理者制度は、少なくとも社会教育施設の管理運営にはふさわし
い制度ではないことを具体例とともに把握し、理解することが必要です。
 すでに「天文教育普及研究会」では声明を発表し、コミュニティ全体の声に
なるよう運動を開始しました。私たちの「日本公開天文台協会」、「日本プラ
ネタリウム協議会」とともに、「日本天文学会」に働きかけて、コミュニティ
全体の声明を発表し、さらには「日本学術会議」に働きかけて社会教育行政全
体を動かす力へと発展させていこうとしています。
 私は日本天文学会副理事長(本年12月までの任期)という立場でもあり、天文
教育普及研究会からの要請もあって、この問題を日本天文学会理事会、評議会
に提起し、学術会議第3部(理学・工学部門)部長の海部宣男氏(前国立天文台長)
とも話し合いました。そして指定管理者制度の問題を早急に検討し問題点を整
理していくことになりましたが、日本公開天文台協会でも協同して活動をして
いきたいと考えています。会員のみなさまの積極的なご意見をお寄せいただけ
ればと思います。

2. 太陽系天体の定義に関して
 8月24日、国際天文学連合(IAU)の総会において、太陽系天体についての定義
を決定しました。いわゆる「冥王星騒ぎ」でみなさまの各職場も大騒動だった
ことと思います。
 すでによくご存知だと思いますが、冥王星は惑星ではなくなり、小惑星セレ
スや2003UB313などとともにdwarf planetに分類されることになりました。太陽
の周りを回り、自らの重力で球体をなし、その軌道上に同種の天体がなければ
惑星で、軌道上に同種の天体があればdwarf planet、衛星を除くそれ以外の天
体はsmall solar system bodies となりました。つまり小惑星や彗星はsmall
solar system bodies ということになるのです。小惑星の中に、dwarf planet
があったりsmall solar system bodies があったり、といささか不思議に思う
方もいることでしょう。はたまた小惑星や彗星の呼び名はどうなるの?と心配さ
れる方もおられると思います。
 そこで日本学術会議IAU分科会が、日本天文学会、日本惑星科学会と協力し、
教育関係者、公開天文台、科学館、アマチュア団体等と連携して、新しい太陽
系天体の定義に基づく和名や概念などの整理を行うことになりました。
 今回、日本学術会議太陽系天体検討小委員会が組織され、私も公開天文台を
代表して委員に要請されました。委員は全部で20名、第1回の会議が11月19日に
開催され、来年の3月をメドに和名や概念の整理を急ぐことになりました。
 いま問題となっている一例を挙げるとdwarf planet に対してどのような和名
をつけるかという問題です。直訳すれば「矮惑星」なのですが、これにはすで
に多くの反対の声が上がっています。バイアスをかけるのはよくありませんが、
教育現場のことを良く考え、太陽系の概念、天体の概念を総合して和名を考え
ていく必要があります。「直訳」にこだわらない相応しい名前の提起が求めら
れていると言えるでしょう。
 まとめると、@太陽系の概念の統一、Adwarf planet、small solar system
bodies、trans-Neptunian objects の和名の決定、B小惑星、彗星等の用語の
扱いの確定 などが上記委員会で議論され、整理される予定です。
 日頃、公開天文台で活動なさっているみなさまにとっては、極めて身近な問
題であり、重要な問題でもあります。せっかくの機会ですからみなさまの声を
小委員会に反映させていきたいと思います。天文教育研究会では多くの教育関
係者を対象にアンケートを始めようとしています。私は、アンケートはお任せ
して、日本公開天文台協会会員のみなさまの自由な声を集めようと思っていま
す。その是非も含め、上記@ABにつきましてご意見や感想などお寄せいただ
ければ幸いです。

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           日本公開天文台協会の皆様

                  天文教育普及研究会
                     会長 松村雅文(香川大学)
                  同 惑星定義に関する会長諮問委員会
                     委員 浜根寿彦(ぐんま天文台)

 先頃、国際天文学連合総会において、太陽系天体の新分類[注1]が設けられま
した。

 新分類は英語表記となっています。このうち、planetを「惑星」とする以外
には、訳語が定まっておりません。訳語については日本学術会議に検討のため
の小委員会が設置され、日本天文学会、日本惑星科学会、天文教育普及研究会、
そして本協会などから委員が参加して検討されます。

 ところで、一般の方々と接する最前線にある公開天文台・科学館・博物館等
の施設では、市民や児童生徒の目線での訳語イメージを調査することが可能で
す。このような調査に基づいたデータを上記委員会に示すことができれば、一
般の人々が訳語の語感から連想する意味内容と、学術的な分類の内容とが一致
するような日本語表記を決定する役に立つことでしょう。

 そこで、施設でも簡単にできるような、つまり、どこかに集まってもらった
りしなくて済み、時間をかけずに来館者に答えてもらえるようなアンケートを、
天文教育普及研究会の「惑星定義に関する会長諮問委員会」で用意しました。

 つきましては、お手数ですが、アンケートを行い、どのような回答が得られ
たかを集計の上、ご送付頂ければ幸いです。
 ご多忙のところ恐縮ですが、ご協力いただければ幸いです。

 なお、集計結果は上記の目的以外には使用しません。万一、他の目的に使用
する可能性が発生した場合は、必ず事前に許可を求めますので、ご安心下さい。

 集計結果には、日本公開天文台協会(JAPOS)の名称を明記します。
 存在感を世に示す良い機会だと思います。
 よろしくお願いいたします。

[注1] planet
   dwarf planet
   Trans-Neptunian Objects
   Small Solar System Bodies
  の4種。

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●参加方法

ご協力いただけます方は、

  dwarfplanet@freeml.com 

までメールにて連絡をください。
件名を【施設用アンケート実施:ご氏名(または施設名)】としていただき、メー
ル本文に、ご担当者様のご氏名、メールアドレス、施設名をお書きください。

連絡いただきましたら、アンケート用紙、集計フォームなどのセットをメール
にて送らせていただきます。

アンケートを実施していただき、集計結果をエクセルの集計用紙に記入して返
送して頂くこととなります。

なお、誠に勝手ながら、

●アンケート実施のお申し出は10月13日(金)

までにお願いします。

日本学術会議での討論に集計結果を利用させていただきますので、

●集計結果の返送は10月31日(火)

までにお願いいたします。

よろしくご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

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        「公開天文台白書」の経過報告

                        公開天文台白書編集員会
                             2006年9月25日

 日本公開天文台協会(JAPOS)の最初の事業として「公開天文台白書」を作成す
ることになりました。調査にご協力いただきました会員のみなさま、ありがと
うございました。ここでは、白書編集委員会がどのような考え方で調査と編集
を行っているのか、これまでの活動と今後の予定について報告します。ご意見
がありましたら、是非ともお寄せ下さい。

●公開天文台白書とその調査について

【位置づけ】
 公開天文台白書の作成は、JAPOSの活動方針にある「施設及び職員の社会的認
知の向上」、「施設間および職員間の情報交換」、「公開天文台の設置または
管理運営の健全化を進めるための提言」といった方針に沿ったかたちで進めら
れます。1997年以降、同様な調査が行われておらず、その間に「平成の大合併」
による枠組みの変化や2006年度から本格的に導入された「指定管理者制度」な
ど、施設を取り巻く環境の大きな変化が今も進行中です。今後、時代とともに
公開天文台の形態や役割がどのように変化していくのかを見てゆくためにも、
2006年現在の調査が必要です。

【目的】
 目的としては、過去からの変化、現在、今後の変化を見越した「現状の把握」
と、公開天文台の社会的認知の向上と管理運営の健全化を目指した「社会への
提言」と、施設職員間の情報交換や個別の課題に特化した追調査など「今後の
活動の基礎資料」の3つを考えています。

【明らかにしたいこと】
 調査から明らかにしたいこととして、「どのような天文台(形態・規模)が、
どの程度(数)あり、どんな公開(観望日数・内容)を、どんな人(人数・経験)が
担っているのか」といった、"公開天文台の大ざっぱな姿"を考えています。そ
れに加えて「市町村合併」や「指定管理者制度」などを加えた設問にしました。
アンケート枚数の制限もあり、「教育・研究機関との連携」、「地域との連携」、
「天文普及教育活動の内容」、「天文台の評価」などの視点が抜け落ちていま
す。

【留意した点】
 今回のアンケート調査で留意した点は、回答者の"考え方や認識"ではなく、
なるべく"事実"を聞くようにしたことです。また、アンケートは2部構成として、
第1部に「利用案内」、第2部に「運営について」となっています。第1部のみ公
開情報として『要覧』が作成され、第1部と第2部の回答を合わせて『白書』が
作成されます。その他に以前のデータがある施設は記入済みアンケートを送付
したこと、第2部は回答しやすいように選択肢としたこと、返送用封筒を同封し
たこと、など、全体として回答率を落とさないように配慮しました。

【白書と要覧】
 今回の調査により『公開天文台白書』と『公開天文台要覧』が作成されます。
「白書」は、収集データをもとに作成した各種統計データとその分析・提言な
どで、要覧の簡易版も付録として付けられます。一方、「要覧」は、調査で収
集した基本情報をまとめたデータベース集で、観覧する人を"お客様"と想定し、
JAPOSのウェブサイトで公開されます。

【調査対象と調査リスト】
 調査を行うに当たり、調査範囲をどこまで広げるかについて、編集委員会で
議論し『公開を目的として設置された、据え付け型及び移動型望遠鏡設備を有
する施設』としました。ここで移動型望遠鏡とは、「移動天文車」や「台車付
き望遠鏡」を示します。また、この調査範囲の定義がイコール「公開天文台」
の定義ではありません。
 なるべく対象を広くとるために「定期的に観望会をしている施設及び団体」
として、同好会が定期的に観望会を開いたり、天文台施設を持たない科学館や
博物館が行う小型望遠鏡による観望会も入れたらどうかという議論もありまし
たが、調査対象を決めたからには、「調査に対して漏れがない方がよい」、
「全体を把握しきれない」という理由から今回は除外しました。
 以前の調査と異なるところは、移動型望遠鏡を観望会の柱として運営する施
設が増えてきているので加えたことと、ペンションに付属する天文台も加えた
ことです。一方で、大学や研究機関が、教育・研究用途の望遠鏡を一般公開し
ているものは含めませんでした。
 調査施設リストは、以前の施設リストに加え、ウェブ検索と天文関連企業か
らの情報をもとに作られました。最終的に410施設にアンケートを発送していま
す。

●公開天文台白書編集委員会とその活動について

【活動メンバー】
 公開天文台白書編集委員会は、Shisetsu ML での呼びかけに応じた有志が集
まり、役員会の承認を得て2005年12月に正式に発足しました。現在のメンバー
は、川端哲也(委員長/美星天文台)、小野智子(国立天文台)、安田岳志(姫路科
学館)、小関高明(姫路市宿泊型児童館「星の子館」)、久保庭祐子(美スターボ
ランティアの会)、石田俊人(兵庫県立西はりま天文台公園)の6名とJAPOS事務局
長の森淳氏(兵庫県立西はりま天文台公園)を加えた7名で活動を行っています。

【これまでの活動】
 編集委員会の発足直後から白書の内容、調査方法、編集のスケジュールを議
論しはじめ、2006年1月26日に第1回ミーティングを三鷹で行いました。また、
その前日には『プラネタリウム白書2005』で編纂委員長をつとめられた杉並科
学館の遠藤勇夫氏を訪問し、プラネタリウム白書での経験をうかがいしました。
 アンケート作りは、2006年2月から4月上旬まで編集委員が中心となり役員会
の意見を取り入れながら作成しました。それと並行して3月中旬から施設リスト
を天文関連企業の協力も得ながら作成しました。そして、4月12日に全国の394
施設へと発送し、5月末の時点で205施設から回答をいただきました。第1回JAPOS
仙台大会では、その速報結果をお伝えしました。その後、追加として16施設に
アンケートを発送し、メーリングリストでの呼びかけによって、さらに約50施
設から回答をいただいています。
 さらに第2回、第3回のミーティングを7月20日と9月6日に西はりま天文台で開
き、入力データの確認作業や編集分担の調整などを行いました。

●今後の予定

【編集スケジュール】
 「白書」は、本年度中に出版と配布をする必要がありタイトなスケジュール
となっています。年明けには編集を終え、2007年1月末には役員会に提示、意見
を取り入れて修正を加え、3月はじめに入稿、3月末に発送というスケジュール
です。「要覧」については、4月以降の公開となります。

【分析の方向性】
 公開天文台と一口に言ってもその形態は様々です。分析には多種多様な公開
天文台を分類した上で、各項目での傾向を見るようにします。視点としては、
「我が国の公開天文台は、国民に本物の星を見る機会を"どのような場"で"どの
程度"提供しているのか」、「その機会や質は、十分なのか?」、「問題点と改
善の方策」、「過去からの変化」などを考えています。

【目次・内容】
 公開天文台白書は、プラネタリウム白書を参考として、以下のような目次を
考えています。執筆については、第1章は黒田武彦会長を中心としてお願いし、
第2章を編集委員が中心となり取りまとめます。第3章と第4章は、会員を巻き込
みながら作り上げるのが理想ですが、時間の都合上、役員会の意見を反映させ
ながら編集委員会が中心となり作り上げることになるかもしれません。また、
可能であれば客観性を確保するためにも査読者にコメントをお願いすることも
考えています。

−もくじ(案)−

第1章 日本の公開天文台(歴史・経緯)
 1−1 公開天文台の歴史(日本における公開天文台の歴史)
 1−2 全国の天体観測施設の会(施設の会の歴史、発足の経緯)
 1−3 公開天文台協会(公開天文台協会発足の経緯と目的)
 1−4 これまでの公開天文台調査(西はりま天文台、西美濃天文台、など)
第2章 日本の公開天文台の実態(調査結果)
 2−1 調査の概要(調査対象、施設数、調査内容、回答率など)
 2−2 施設数の変遷
 2−3 施設(施設の位置づけ、設備、立地条件)
 2―4 運営(昼間、夜間、利用者、望遠鏡の利用、職員体制、天文台の経費)
 2−5 市町村合併と指定管理者制度
 2−6 施設の評価
第4章 現状を評価する
 プラネタリウム施設との比較
 他の施設との比較  など、
第5章 今後の課題と展望
付録 (アンケート用紙、要覧の簡易版、謝辞など)

【PR方法】
 公開天文台白書作成のPRについては、今のところ2006年9月の秋季天文学会で
の中間報告、2007年3月に出版・協力施設へ配布、PDF版のウェブ公開を考えて
います。また、2007年春季天文学会での発表に合わせたメディアへのプレスリ
リースを考えます。2007年4月以降は、天文月報への投稿などの出版物でのPRの
他、会員へは2007年6月の美星天文台で行われるJAPOS総会で報告する予定です。

−謝辞−
 調査施設リストを作成するにあたり、国際航業(株)天文施設コンサルタント
部様、国際光器様、五藤光学様、西村製作所様、宇治天体精機様、協栄産業様、
(株)オルビィス様、NTTファシリティーズ様にご協力いただきました。御礼申し
上げます。


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○板垣さんが沢山新星・超新星を発見

 今年に入って、特にこの数ヶ月で、山形県にお住まいの板垣さんは、超ハイ
ペースで沢山の新星・超新星を発見されています。今年はあと何個発見される
のでしょう・・・

  UT       名称  場所      CBAT/IAUC
  2006年 4月9.60 日 超新星 2006bp おおぐま座   NGC 3953 CBET 470 (Apr. 09 2006)
  2006年 5月9.765日 超新星 2006ch ペガスス座   NGC 7753 CBET 510 (May 15 2006)
  2006年 7月25.54日 超新星 2006dy うしかい座   NGC 5587 CBET 586 (Jul. 26 2006)
  2006年 8月30  日 超新星 2006ep アンドロメダ座 NGC 214 CBET 609 (Aug. 31 2006)
               IAUC 8744 (Sep. 02 2006)
  2006年 9月1.588日 新星 M31 アンドロメダ座 M31 CBET 615 (Sep. 03 2006)
  2006年 9月3.77 日  超新星 2006et くじら座    NGC 232 CBET 616 (Sep. 04 2006)
  2006年 9月15.53日  新星 M31 アンドロメダ座 M31 CBAT:M31 (Apparent) Novae Page
  2006年 9月18.78日  超新星 2006gi りゅう座    NGC 3147 CBET 630 (Sep. 19 2006)
                IAUC 8751 (Sep. 19 2006)
  2006年 9月22   日 超新星 2006gs おおぐま座   NGC 3977 CBET 640 (Sep. 23 2006)
  2006年 9月30.684日 新星 M33 さんかく座   M33 CBET 655 (Sep. 30 2006)

  注:日時は概数

○新彗星C/2006 T1 (Levy)

 アメリカ合衆国アリゾナ州ツーソンのデイビッド・H. レビー(David H. Levy)
さんが口径41センチメートル反射望遠鏡で、土星の近くに拡散状の天体として発
見した彗星です。

 日本国では、新潟県の村上茂樹さんが10月3.79日(日本時4日の早朝)に光度
9.5等で、5分角のコマを持つ新彗星として独立に発見されまし通報しましたが、
タイミングが合わなかったようで、国際天文学連合回報(IAUC)等での既報となっ
てしまったため、残念ながら「レビー・村上彗星」とはならなかったようです。

 IAUC8757の彗星の暫定的な放物線軌道は以下の通り。10月は明け方の低空に
10等級の彗星として、しし座の付近を南東方向に移動する様です。

   T = 2006 Oct. 9.226 TT
   q = 1.07182 AU
   e = 1.0
   Peri. = 181.745
   Node = 284.416 2000.0
   Incl. = 19.117

   IAUC 8757: COMET C/2006 T1 (LEVY) (Oct. 4 2006)

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募集

 原稿募集
  日本公開天文台協会回報第三号の原稿を募集します。次回の発行日は確定
 していませんが、11月30日を考えています。従いまして、原稿の〆切は11月
 25日24時としたいと思います。奮ってご投稿下さいますようお願いします。
  尚、発行・原稿〆切の日時等は今後変更される場合があります。その際は
 JAPOS ML等でご連絡させていただきます。

 編集委員
  日本公開天文台協会回報の編集員を募集しております。奮ってご参加下さ
 いますようお願いします。

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  編集後記 #
 板垣さん、沢山の新星・超新星をハイペースで沢山発見されていますが
 『豆の板垣』の社長さんでもあります。東北地方ではポピュラーなようで
 6月に行われたJAPOS仙台大会の夜の情報交換会(一般的には宴会)でも座を
 賑わせていたかと思います。美味しかったので戻ってから欲しいと思い、
 探したのですが、今のところ東京(多摩地区)ではみつかりませんでした。
 ネット通販もしていないようです。『豆の板垣』も製品の【南限】と【北限】はど
 の辺にあるのでしょう。                  
 皆様のお陰をもちまして、何とか日本公開天文台協会回報の第二号を発
 行することができました。ここにお礼申し上げます。 (argo)

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