「紫金山・アトラス彗星(C/2023 A3)」を見守ろう キャンペーン


 2024年、注目の彗星「紫金山・アトラス彗星(C/2023 A3)」が10月中旬から11月下旬にかけて観察の好機を迎えます。しかしながら、彗星はそれぞれの個性が強いため明るさや見え方の予測が難しく、実際に観測されるまでは、その真の姿がわかりません(これが彗星の魅力でもあるのですが)。そこで、日本公開天文台協会(JAPOS)では、「紫金山・アトラス彗星」を見守ろうキャンペーンを実施いたします。

 「紫金山・アトラス彗星(C/2023 A3)」は2024年9月27日(UT)に近日点(0.39AU)を通過。8月時点で8等級で観測されました。 次に日本で観測しやすくなるのは、10月中旬から11月下旬で、夜、西の空に見ることができます。 明るさの予測には、肉眼で観察ができる-1.5等級から、望遠鏡でないと観察が難しい6等級まで幅があり、中には-4等級を超える!というものや、崩壊して消滅し見られない、というものまであります。 また、尾がどこまで伸び、どんな姿を見せるのかも予測が難しいため、注目が集まっています。

 まだまだ謎多き彗星を観察しませんか?その際は、ぜひ公開天文台をはじめとした施設に伺ってみてください!


「紫金山・アトラス彗星」の観察会を予定している施設の一覧

(9月29日現在)

都道府県 施設名 イベント名 開催日時 その他、特記事項
佐賀県 佐賀市星空学習館 紫金山・アトラス彗星観察会 10月19日(土)
時間:17:30~ 彗星説明会 / 18:00~19:30 彗星観察会
対象:どなたでも 100名(無料・要予約)
受付:申込フォームより ※締切 10月18日(金)
熊本県 さかもと八竜天文台 10月10日以降晴天時の夕刻、休館日を除く毎日 日没から2時間程度
鳥取県 鳥取市さじアストロパーク 宇宙ふしぎ探検「紫金山・アトラスすい星を見よう」 10月19日(土)
18:00~20:00
定員40名天候不良時は、説明会とプラネタリウム投影
北海道 なよろ市立天文台 紫金山・アトラス彗星観望会 10月16日(水)~20日(日)
時間:18:00~18:30
対象:どなたでも(観覧料のみ・予約不要)インターネット中継も行う予定です。
兵庫県 にしわき経緯度地球科学館 テラ・ドーム特別観望会「ほうき星を見よう」 2024年10月20日(日) 18:00~19:30 参加無料 / 申し込み不要。曇りや雨の場合は中止です。 
京都府 京都産業大学神山天文台 ミニレクチャー「みんなで見よう!紫金山-アトラス彗星」 10月26日(土)16:00~17:00 河北秀世 神山天文台長が最新の観測データや楽しみ方、彗星の謎について解説します。 その後17:00~(暗くなってきてからにはなりますが)、18:00からの一般観望会とは別に、特別観望を実施予定です。 その後の一般観望会(18:00~20:00)でも、できるだけ観望するつもりです。入場無料、予約不要
鳥取県 米子市児童文化センター 天体観測会「紫金山・アトラス彗星を探そう!」 10月14日~10月16日の晴れた日いずれか1日。18:30~19:30 要予約。参加費無料。対象:どなたでも 先着15組(40名)3日とも悪天候時は16日にプラネタリウムで解説。

その他、各施設の観望会・観察会などのイベントについては以下のサイトもご覧ください。