関係者各位
日本公開天文台協会
会長 安田 岳志
公開プログラムワーキンググループ
担当 宮本孝志
日本公開天文台協会(JAPOS) 第6回全国研修会について(ご案内)
皆様方におかれましてはますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
さて、日本公開天文台協会(JAPOS)では、天文解説技術の向上を目指す作業部会「公開プログラムワーキンググループ」の担当行事として、下記のとおり第6回全国研修会を計画いたしました。
6回目を迎える今年度の全国研修会では、
【-ひとはなぜ宇宙を知りたいのか- 天体観察会の解説技術: 第1世代~第3世代の全体把握】
をテーマに行います。
この5年間にわたり10回開催されてきた全国・地区研修会の内容を再構成し、さらに天体
観察会の世代間の違いを理解し実習する、2泊3日の日程となります。
では、なぜ解説技術の世代差を問うのでしょうか?
それは、時代とともに社会が進展していく中で、いつの時代にもその時代に即した学びの質・学び方が問われているからです。
今や学びとは、単に受け身で知識やセオリーを覚える事でもなければ、主体的に自分から発見していく事だけでも足りず、何を学ぶかを自分で見つけ、意味そのものを自分で見出し創っていく事にあるのではないでしょうか。
そして、それを可能にするスキルの学習と共に、そうした態度や姿勢を身に着けること自体が、学びでもあったりするのです。
解説技術の世代差は、まさにこのような学び方の差であり、さまざまな世代のノウハウを理解し実践できてこそ、今の時代が求める学びも可能となるのではないかと思います。
研修会では、ワークショップ形式で楽しく分かりやすく、実習を進めたいと思っています。
またプロ・アマ問わず、プラネタリウムや科学館・博物館などでそれぞれ解説をされている方にも、解説技術一般の基本構造へのより広範な知見を得る機会になるかと思います。
興味ある方のご参加をお待ちしています。
記
--日本公開天文台協会--
(JAPOS第6回全国研修会プログラム)
1.日 時 平成30年1月22日(月)13:00~24日(水)11:00
2.場 所 〒503-0121 岐阜県安八郡安八町氷取30
生涯学習センター ハートピア安八
3.テ ー マ -ひとはなぜ宇宙を知りたいのか- 天体観察会の解説技術: 第1世代~第3世代の全体把握
4.定 員 30人(原則的に申し込み順)
5.参加資格 プロ・アマ問わず、一般を対象とした公開体験プログラム
(天体観察会、文化講座など)の企画・実施に興味のある方。
6.参加費用 食費 1,000円(2日目のお弁当希望者)(予定)
研修費 1,000円 (予定)
交流会参加希望者:会費として3,000円(予定)
※宿泊は各自予約をお願いいたします。
7. 参加申込
1月9日(火)までに電子メールにて下記参加申込書をお送りください。
--------------予定--------------
1 月 22 日 (月)
- 13:00~13:30 受付
- 13:40~13:55 開会・自己紹介
- 14:00~15:00 ★全体講習
- 15:00~18:00 ★グループワーク1
- 18:00~ ホテルへ移動(路線バスで移動?調整中)
- 19:00~ 情報交換会(自由参加、JR大垣駅周辺)
1 月 23 日 (火)
- 8:30~ ホテル出発(路線バスで移動?調整中)
- 9:00~12:00 ★グループワーク2
- 13:00~15:00 ★グループワーク3
- 15:00~18:00 ★グループワーク4、発表
- 18:00~ ホテルへ移動(路線バスで移動?調整中)
1 月 24 日 (水)
- 8:30~ ホテル出発(路線バスで移動?調整中)
- 9:00~10:30 ★まとめ
- 10:30~11:00 閉会、解散
- (12:00までに会場の片付けを終えます、可能な方はお手伝いお願いします)
------------アクセス------------
(1). 東海道新幹線利用
「岐阜羽島」駅から近鉄名阪バス羽島線(大垣駅行き)で
安八町役場前下車徒歩1分
(2). JR東海道本線利用
「大垣」駅から近鉄名阪バス羽島線(岐阜羽島駅行き)で
安八町役場前下車徒歩1分
(3). 自家用車利用
名神高速「羽島IC」から10~15分、「大垣IC」から15~20分
生涯学習センターハートピア安八
住所:〒503-0198 岐阜県安八郡安八町氷取30番地
電話:0584-63-1515 FAX. 0584-63-1516
------------------------テーマ解説---------------------------
ー ひとはなぜ宇宙を知りたいのか ー
天体観察会の解説技術: 第1世代~第3世代の全体把握
公開天文台における3つの世代の観察会は、さまざまな対象天体を見せながら、観察による天文・宇宙の理解をもたらしたいという目的は同じですが、それぞれの方法論には際立った違いがあります。
第3世代型(フォーラム型)の天体観察会においては、解説者(むしろファシリテーター)と参加者たちは、共に学ぶ仲間として観察会という「場」=フォーラムに参加していくことになるでしょう。
まず初めに、会話によって参加者たちの何を求めているのかというニーズや、何を知りたいかというウォンツを探り、それに沿って、解説者からの提案としての対象天体Aから観察会は始まります。
そして、実際の観察による発見や驚きなどの反応を「場」の共通体験としながら、次の知りたい方向性(対象天体B)をその場で選び、観察会の方向を変えていきます。
さらに、そこで二つ以上の天体観察から生まれる新たな発見や驚き、気づきによって、新たな方向性(対象天体C)へと観察会は展開していきます。
これらのプロセスを通して、やがてこの観察会から得られたこの「場=フォーラム」の共通理解が共有されます。
さらに、それによって各参加者がこれまで持っていた内面の知識や理解とが再構成されて、新たな個人的気づき(これをJAPOS研修会では、「エウレカ!」と呼びます)が発現し、学びが成立していくのです。
そこでは、大きな宇宙という神秘を前に、解説者も参加者も共に冒険者として立ち、ワクワクしながら一緒に学びと理解の旅を続けていきます。こうした天体観察会においては、想定された「結論」や「終わり」などはないのです。
むしろ、参加者各人にとっては、自らの関心と興味にそって学びを深め、その方途を自分自身で拓いていくという、長い自己教育の航海の始まりとなるのではないでしょうか。
このような「新たな意味・理解を共同作業として紡ぎだしていくフォーラム」としての第3世代型天体観察会の解説者は、解説技術としての第1世代(資料陳列型)、第2世代(テーマ展示型)、第2.5世代(発見学習型)について、深く習熟している必要があります。そして、その観察会の参加者によって、そのニーズによって、また気象などさまざまな要件によって、臨機応変にそれを組み立てなおし、活用していくのです。
これら世代間の方法論の違いは、その目的が、結果に重要性を置くことから「個別の参加者とその理解のプロセス」に重要性を置くことへと、徐々に遷移して来たことから生まれているのです。
JAPOS研修会は、これまで主として第2.5世代型(発見学習型)観察会の検証と研修を行いながら、第3世代型の天体観察会の実現に向けての研修活動を行ってきましたが、今回は初めて、2泊3日の研修期間をフルに活用して、その全貌を把握していただきたいと思います。
------------------------参加申込書---------------------------
ハートピア安八 船越宛(hiromi.mp9842@gmail.com)にお申し込みください。
日本公開天文台協会(JAPOS)第6回全国研修会
参加申込書
【 】の中は該当する方に丸をつけるか、メールの場合は該当しない方を消去してお出しください。
1. 参加者氏名(ふりがな): ( )
2. 性別 :【 男 ・ 女 】
3 所属(施設名等):
4 連絡先:【 施設等 ・ 自宅 ・ その他 】
・住所(所在地):〒
・電話:
・電子メール:
5 交通手段:【 自家用車・公共バス・その他( ) 】
6 ホテル〜ハートピア安八間の送迎を【希望する・希望しない】
7 1/22(月)の交流会に参加【希望する・希望しない】
8 1/23(火)の昼食弁当を【希望する・希望しない】
アレルギーのある方はご記入ください( )
9 その他
*****
送付先:ハートピア安八 船越宛
FAX:079-267-3055
E-mail:hiromi.mp9842@gmail.com
_______________< ここまで >_______________