令和元年5月30日

関係者各位


日本公開天文台協会
会長 安田 岳志
研修会担当理事 坪根徹
公開プログラムワーキンググループ
担当 宮本孝志


日本公開天文台協会(JAPOS) 第7回九州地区研修会について(ご案内)


 初夏の侯、皆様方におかれましてはますますご清栄のこととお喜び申し上げます。さて、日本公開天文台協会(JAPOS)では、天体解説技術の向上を目指す作業部会「公開プログラムワーキンググループ」の担当事業として、下記のとおり第7回九州地区研修会を計画いたしました。

 2012年度から始まったこの研修会では、過去6年にわたって天体解説技術を「要素」に分解してその構造を明らかにする作業を続けてきました。それによって天体観察会をさまざまに再構成して実施することが可能となるように、また新人教育にも応用できるようにと、活動を続けてきました。

 さて、今年1月に東京の国立科学博物館・ギャラクシティで開催された全国研修会では、公開天文台における天体解説の技術発展の各過程の習得を目指すとともに、この研修会がサイエンスコミュニケータ養成講座でもあるという新たな視点からの位置づけも加味しながら再構成しました。公開天文台からはもちろん、プラネタリウム解説者や科学館の解説者も多く参加するたいへん内容の濃い3日間となりました。

 さて、今回の九州地区研修会では、この全国研修会のプログラムをベースに、解説技術の基礎から応用までを多彩なグループワークで網羅する3日間の研修会を開催します。専門的な知識や経験の有る無しを問わず、プラネタリウムや科学館・博物館などでそれぞれ解説をされている方にも、解説技術一般の基本構造のより広範な知見を得る機会になるかと思います。

 つきましては、ご多忙の時期とは存じますが、上記の趣旨をご理解の上、積極的なご参加と、関係各位の皆様へのご周知をお願い申し上げます。



--日本公開天文台協会--
(JAPOS第7回九州地区研修会プログラム)


1.日  時  令和元年6月10日(月)12:00~12日(水)12:00
2.場  所  〒869-1502 熊本県阿蘇郡南阿蘇村白川1810
            南阿蘇ルナ天文台・オーベルジュ「森のアトリエ」
3.テ ー マ  理論と実践:サイエンスコミュニケータとしての天文台解説員
4.定  員  20人(原則的に申し込み順)
5.参加資格
 天文台に限らず、プラネタリウムや科学館・博物館など 資格や経験年数を問わず一般を対象とした公開体験プログラム (天体観察会、文化講座など)の企画・実施に興味のある方。
6.参加費用  研修費 ¥2,000/1名(参加日程問わず共通)
        (食費、宿泊費等は別途記載)
7.参加申込  6月6日(木)までに下記申込フォームからお申し込みください。

   【参加申し込みフォーム ※6/6(木)締切】
https://forms.gle/nGkURptxRE9sUR3LA

8.お問合わせ  南阿蘇ルナ天文台 園木宛
observatory(あっとまーく)luna.jp.net
(あっとまーく)→@に変更してください


【費用について】

★共通
・研修費 ¥2,000/1名(参加日程問わず共通)
・6/11 昼食お弁当代:1食 600円
 (近隣にコンビニやレストランはありません)


★ご宿泊ご希望の方
・会場併設の宿泊施設、オーベルジュ「森のアトリエ」
  https://www.via.co.jp/
 1泊2食(朝夕込):¥7,000/1名(全日程参加の場合 2泊分:¥14,000)


★懇親会(6/11予定)参加ご希望の方
・¥4,000/1名(お食事,飲み物代込)
 ※南阿蘇の郷土料理屋で開催予定


--------------予定--------------

6月10日 (月)

  • 12:00 開会式
  • 12:10 午後セッション(240分)
  • §1.「サイエンスコミュニケーターとしての天体解説員とは?」

    §2.「機材操作技術と光学」

    §3.「対象天体観察技術」

    §4.「観察プログラム企画技術」

  • 16:30 宿泊施設チェックイン
  • 18:00 夕食
  • 20:00 南阿蘇ルナ天文台でナイトセッション(90分)

6月11日(火)

  • 10:00 午前セッション(180分)
  • §5.「観察グループの作り方」

    §6.「効果的な天体解説方法」

    §7.「より深い理解をもたらすナラティブ(物語的)な解説手法」

    §8.「天体観察を通して起こる理解構造の再構築」

  • 12:20 休憩
  • 13:00 午後セッション(180分)
  • §8.「天体観察を通して起こる理解構造の再構築」

    §9.「天体観察会で起こる気づきと発見の構造」

    §10.「観察会後へ続く学びのプロセスづくり」

  • 16:00 終了
  • 18:00 情報交換会(希望者のみ、別途実費)

6月12日 (水)

  • 9:00 午前セッション(90分)
  • §11.「サイエンスコミュニケータ自身の学び & 伝えたいこと」

  • 10:30 総合セッション(75分)
  • §12.「観察会のクロージングのあり方」

    §13.「次世代の天体観察会に向けて」

  • 11:45 閉会式
  • 12:00 終了、解散


------------アクセス------------


会場へのアクセスは、各館のHPをご参照ください

南阿蘇ルナ天文台・オーベルジュ「森のアトリエ」
【公式HP】https://www.via.co.jp/access
【GoogleMap】https://goo.gl/maps/VahdNEvxEkbinurT7