2024年2月9日(更新)

関係者各位


日本公開天文台協会
会長 村上恭彦
公開プログラムワーキンググループ
担当 高野敦史


日本公開天文台協会(JAPOS) 第9回全国研修会について(ご案内)
テーマ「博物館としての公開天文台:日本型公開天文台の解説技術」


 全国の公開天文台が加盟する「日本公開天文台協会(JAPOS)」では、天体観察会を行う 専門のスタッフの知識・技術向上と新人養成のための研修会を毎年行ってきました。


 ” なぜ人は、うれしい時、悲しい時に空を見上げるのでしょうか? ”

 そこにはきっと、人類が生まれてから数百万年、いつも星空の下で暮らしてきた事と、なにか深い関係がありそうです。
 今日の公開天文台は、従来の生涯学習施設としての役割に加え、博物館として、福祉など地域社会への貢献が求められています。

※改正博物館法・留意事項:
福祉分野における取組、 コミュニティの衰退や孤立化等の社会包摂に係る課題、人口減少・過疎化・ 高齢化、環境問題等の地域が抱える様々な課題の解決など

 そこで、今回の研修は、以下のことをねらいとしています。

  • 1)「博物館としての公開天文台」の新たな役割のひとつとして、とりわけ『天文体験を通した人々のウェルビーイングに資するための天文解説技術』をより深めていきます。
  • 2)米国との比較調査によって明らかになってきたように、『日本型公開天文台の特質』として当初から利用者の豊かな人生に資するという生涯学習の機会を提供して来たことがあります。そして、そこに古来の日本の天文文化の存在があったことにも、あらためて光を当てます。
  • 3)電子観望、ライブ配信、VR技術、さらには生成AIの登場など、『これからのデジタル社会の中での天文施設と天文解説のあり方』を探ります。

 ☆ これらを通して、なぜ『星空を見上げ、その下で暮らす』ことが人々の「ウェルビーイング」につながるのか、講義やグループワーク演習を通して実際に理解し体験していきます。
 本研修会は、公開天文台の解説員をはじめ、科学館などのサイエンスコミュニケーター、プラネタリウムの解説員、ジオパークのインタープリター、その他解説の現場に立つ多くの方々にとっても、解説技術一般の基本構造の広汎な知見を得、実践事例を学ぶ機会になるかと思います。
 みなさまのお申し込みをお待ちしております。



--日本公開天文台協会--
(JAPOS第9回全国研修会プログラム)


1.日  時  2024年2月26日(月)~28日(水)
2.場  所  2月26日(月)
         「国立科学博物館」(東京都)
        2月27日(火) ~ 2月28日(水)
         「ギャラクシティ」(東京都)
3.テ ー マ  「博物館としての公開天文台:日本型公開天文台の解説技術」
4.基調講演  栗原祐司 国立科学博物館副館長
5.定  員  30人(原則的に申し込み順)
5.参加資格  専門職員・ボランティア解説員などを問わず、一般を対象。
        天体観察会、講座、科学解説などの企画・実施に興味のある方。
6.参加費用  5,000円程度
7.参加申込  下記申込フォームからお申し込みください。

   【第9回全国研修会 参加希望フォーム】

8.お問合わせ  熊本県阿蘇郡南阿蘇村白川1810 南阿蘇ルナ天文台 宮下、高野宛
observatory(あっとまーく)luna.jp.net
(あっとまーく)→@に変更してください
0967-62-3006


--------------予定--------------

[1日目]2月26日 (月)

場所:国立科学博物館

  • 9:30 受付
  • 10:00 基調講演、研修開始
  • 17:00 終了

[2日目]2月27日 (火)

場所:ギャラクシティ

  • 9:00 開始
  • 17:00 終了

[3日目]2月28日 (水)

場所:ギャラクシティ

  • 9:00 開始
  • 17:00 終了


------------アクセス------------


会場へのアクセスは、各館のHPをご参照ください

・国立科学博物館(2/26月)
【公式HP】https://www.kahaku.go.jp/
【GoogleMap】https://goo.gl/maps/TTY1vfpLcrq


・ギャラクシティ(2/27火、28水)
【公式HP】http://www.galaxcity.jp/
【GoogleMap】https://goo.gl/maps/ojeDy9ZTk372